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鎌倉散歩シリーズ #3 
山門から伝わる古都鎌倉の空気。
雨の報国寺で古都の往時を想う。


後輩ちゃん 鎌倉散歩シリーズ第3弾、報国寺編ですね!

ピッポ ここが今回一番楽しみにしてたところだったんですよね。小町通りで腹ごしらえした後、報国寺に向かったんだ

後輩ちゃん 竹の庭、写真とかでよく見ますよね。実際どうでした?

ピッポ 報国寺って何回行っても飽きないんですよね。晴れた日は一面の竹林に光が差し込む感じが本当に綺麗なんだ。前に行った時なんか写真撮る手が止まらなかったよ。約2000本の孟宗竹が植わってて、ミシュラン・グリーンガイドでも三つ星がついてるんだ。

後輩ちゃん ミシュランの三つ星!それはすごいですね

ピッポ お寺自体の歴史も結構深くてね。創建は1334年、建武元年。開いたのは天岸慧広っていう、五山文学で知られる高僧で、開基は足利尊氏のおじいさんにあたる足利家時なんだ。家時を弔うために、親戚筋にあたる上杉重兼が建てたって言われてるんだよ

後輩ちゃん 足利尊氏のおじいさんって、結構ビッグネームですね

ピッポ ちなみに、今回は雨が降ってたんですよね・・・

後輩ちゃん え!雨の中を散策してたんですか?

ピッポ うん。晴れてる日ももちろん素敵なんだけど、雨が降っててもまた違った一面が楽しめたんだ。境内が「しん…」としてて、雨音だけが境内に響いてて。


後輩ちゃん わ…、なんか幽玄的な雰囲気ですね…

ピッポ そうですね!ここだけが現在から切り離された空間みたいで。雨の報国寺は、それはそれで最高だったんですよね

ピッポ 紫陽花、石段、庭園、鐘楼…ゆっくり歩くだけで時間があっという間に過ぎちゃう





後輩ちゃん 雨の日だと紫陽花とか特によさそうですね…
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─ やぐらに刻まれた歴史 ─


後輩ちゃん 報国寺ってやぐらもあるんですね。わたし竹の庭しか知らなかったです

ピッポ やぐらは鎌倉地域に多く見られる横穴式のお墓でね、竹林の奥のほうにひっそりあるんだ。報国寺のやぐらは、開基の足利家時と、4代鎌倉公方・足利持氏の息子である義久のお墓だと伝わってるんだよ

後輩ちゃん 4代鎌倉公方の息子……なんか物々しい歴史がありそうですね

ピッポ うん。1438年に起きた永享の乱っていう争いで、敗れた足利持氏の息子・義久がこの報国寺で自害したと言われてるんだ。それで足利公方の血筋がここで途絶えることになるんだって。竹林の静けさからは想像できないけど、結構重い歴史を背負ってる場所なんですよね

後輩ちゃん 竹の庭の美しさの裏に、そんな歴史があったとは……

ピッポ あと面白いのが、報国寺のある谷は『宅間谷』って呼ばれてるんだけど、室町時代に宅間派っていう絵師の集団がここに拠点を構えてたことが由来らしくてね。近代だと小説家の川端康成や林房雄もこのあたりに住んでたことがあるんだって

後輩ちゃん 川端康成も鎌倉にゆかりがあるんですね、知らなかったです

後輩ちゃん 枯山水って、石と砂だけなのになんか引き込まれますよね

ピッポ そうなんだよ。シンプルなのに、見ていると不思議と落ち着くんだよね。水がないのに水の流れを感じるというか





後輩ちゃん 雨の日だとまた違って見えそう…

ピッポ 石が濡れて色が濃くなるから、晴れの日とは全然違う表情になるんだよ
─ 休耕庵でひと休み ─

ピッポ 竹の庭をぐるっと回ったあと、休耕庵でお抹茶もいただいてきたよ。竹の庭を眺めながら一服する時間が、毎回ここに来る楽しみのひとつなんだ

後輩ちゃん いいですね、その時間。私もぜひ行ってみたいです

竹の絵が美しい休耕庵の台紙。可愛い落雁が乗っています。

ピッポ 境内にある鐘楼が報国寺で一番古い建物でね、1757年、宝暦7年に建てられたものらしいんだ。今は本堂とか他の建物は新しくなってるけど、昔は茅葺きで、当時の雰囲気が偲ばれるって言われてるんだよ

後輩ちゃん 江戸時代からある建物が今も残ってるってすごいですね

ピッポ ちなみに休耕庵で出てくる抹茶、京都の老舗が報国寺のためにブレンドしてるものらしくて、すごく上品な味だったんだよ。帰ってから抹茶セット調べちゃったくらい美味しかった
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後輩ちゃん 御朱印帳とかも持っていったんですか?

ピッポ もちろん、書いてもらってきたよ。これ持ってると鎌倉散歩がさらに楽しくなるからおすすめだよ
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後輩ちゃん 次はいよいよ大仏編ですか?

ピッポ そう、今回は移動手段がちょっと前回と違ったから、その話もするね


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