簿記2級の問題集を探していると、種類が多くて迷ってしまいますよね。
「テキストと同じシリーズがいいのか」「何周すればいいのか」「2冊目も必要なのか」と悩む方も多いと思います。
この記事では、TACで公認会計士試験を学んだあとに簿記2級を取得した私の経験と、2026年度版教材の公式情報をもとに、独学で選びやすい問題集を3タイプに分けて紹介します。
※本記事はTAC株式会社の公式・監修・提携によるものではありません。教材の評価や学習経験は、運営者個人の見解です。
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結論|最初はテキストと同じシリーズを選ぼう


問題集選びでは、私は次の順番を重視しています。
- テキストとの相性
- 解説の分かりやすさ
- 問題量
- 本試験形式への対応
最も大切なのは、間違えたときにテキストへ戻りやすいことです。同じシリーズなら、説明の順番や用語がそろっているため、分からなかった箇所を確認しやすくなります。
私が市販問題集を追加した理由
私はもともと、公認会計士を目指してTACの2年コースで勉強していました。途中からモチベーションが続かなくなり、公認会計士試験は断念しました。それでも、2年間の勉強を何も残さず終わらせたくないと思い、簿記2級を取得することにしました。
勉強には、それまで使用していたTACのテキストと問題集を使いました。同じ教材を繰り返しているうちに、問題だけでなく解答まで覚えるようになり、理解して解いているのか、答えを覚えているだけなのか、自分でも判断しにくくなりました。
そこで、初めて見る問題でも解けるか確かめるために、市販の問題集を追加しました。
10年以上前のため正確な書名は覚えていませんが、TAC出版の問題集だったと思います。商品名を断定できないため、この記事で紹介する現行教材については、公式情報をもとに比較しています。
実際に行った問題集の復習方法
追加した問題集は、最初から順番に3周しました。その後は、すべてを繰り返すのではなく、間違えた問題だけに絞って解き直しました。
- 間違えた問題に印を付ける
- 解説を読む
- テキストへ戻って確認する
- もう一度同じ問題を解く
別の問題集を解いても、特に大きな理解不足は見つかりませんでした。しかし、初めて見る問題にも対応できたことで、「答えを暗記していただけではなく、自分の理解は間違っていなかった」と確認できました。これは試験へ向けた大きな自信になりました。
簿記2級のおすすめ問題集3タイプ
1.みんなが欲しかった!簿記の問題集 日商2級
「みんなが欲しかった!」シリーズの教科書を使っている方に合わせやすい問題集です。2026年度版は商業簿記と工業簿記に分かれており、ネット試験・統一試験の出題傾向に対応しています。
商業簿記・工業簿記にはそれぞれ模擬試験が収録されています。商業簿記では、ネット試験を体験できる模擬試験プログラムも利用できます。
向いている人
- 同じシリーズの教科書を使っている
- 解説を確認しながら進めたい
- 商業簿記と工業簿記を順番に固めたい
- ネット試験の操作も経験したい
商業簿記と工業簿記は別冊です。最初から仕上げ用問題集までまとめて購入せず、まずは対応問題集から進めてよいと思います。
2.合格ドリル 日商簿記2級
「合格テキスト」など、よくわかる簿記シリーズを使っている方に合わせやすい問題集です。商業簿記・工業簿記ともに、頻出論点を反復練習する構成になっています。本試験形式へ進む前の基礎固めに向いています。
向いている人
- TACの合格テキストを使っている
- 基本問題を繰り返したい
- 苦手な論点を一つずつ確認したい
- 本試験問題の前に基礎を固めたい
本番と同じ形式の演習を重視する方は、基礎問題を解けるようになってから、別途予想問題集へ進むとよいでしょう。
3.2026年度版 日商簿記2級 まるっと完全予想問題集
基礎学習を終えた方の総仕上げに向いている予想問題集です。2026年度版はネット試験・統一試験の出題傾向に対応し、10回分の予想問題が収録されています。
時間を測って解けば、知識だけでなく、問題を解く順番や時間配分も確認できます。
向いている人
- 基本問題はある程度解ける
- 本番形式に慣れたい
- 時間配分を練習したい
- 試験直前の実力を確認したい
基礎が固まっていない状態では解けない問題が多くなりやすいため、最初の1冊よりも総仕上げ用として使う方が進めやすいでしょう。
2冊目の問題集を追加するタイミング
問題集は、多ければよいわけではありません。私が2冊目を追加してよいと思うのは、1冊目の問題と解答を覚えるほど使い込んだときです。
同じ問題を何度も解いていると、考える前に答えが浮かび、惰性で解答してしまうことがあります。その段階になったら、別の問題集で初めて見る問題に取り組み、本当に理解できているか確認する意味があります。
反対に、1冊目に解けない問題が多く残っているなら、すぐに教材を増やす必要はありません。
工業簿記は反復で少しずつ理解できた
私は公認会計士試験の勉強経験があったため、簿記2級で内容がまったく分からないということはありませんでした。それでも、工業簿記を学び始めた頃は「仕掛品」という考え方を難しく感じました。
特別な理解方法があったわけではありません。問題を繰り返し解くうちに、材料から仕掛品、製品へと原価が流れる考え方を自然に理解できるようになりました。
一度で完全に理解できなくても、問題を解きながらテキストへ戻るサイクルを続ければ、少しずつ理解できることもあります。
直前期は時間を測って本試験形式を解いた
問題集の復習を終えたあとは、時間を測って本試験形式の問題を解きました。それ以外に、直前期だけの特別な勉強はしていません。
その頃には問題を解くうえで大きな不安はなく、余裕を持って試験に臨める状態になっていました。試験直前に慌てて教材を増やすより、早い段階で1冊を繰り返し、最後に時間を測って本番形式を確認する進め方がよいと思います。
簿記2級は問題集だけでも合格できる?
すでに簿記の基礎知識がある方なら、問題を解きながら不足部分を補う方法もあります。
私の場合は、公認会計士試験の勉強が土台にありました。初めて簿記を学ぶ方と同じ条件ではありません。初学者が解説の少ない問題集だけで進めるのはおすすめしません。間違えた理由を確認できるテキストを、少なくとも1シリーズ用意しておくと安心です。
まとめ|使い込んでから次の問題集へ進もう
- 分かりやすさを重視するなら「みんなが欲しかった!」
- 反復練習を重視するなら「合格ドリル」
- 本番形式の仕上げには「まるっと完全予想問題集」
私は1冊の問題集を3周し、その後は間違えた問題だけを解き直しました。問題と解答を覚えてしまった段階で別の問題集を追加し、初見問題にも対応できたことで自信を持てました。
最初から何冊も買う必要はありません。まずはテキストと相性のよい問題集を1冊選び、しっかり使い込むところから始めてみてください。


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