簿記2級は独学と通信講座どちらがいい?費用・合格率・向いている人を徹底比較

資格

「独学でいけるかな。でも通信講座の方が確実かな」

簿記2級の勉強を始めようとしたとき、多くの人がこの迷いにぶつかります。費用も時間も限られている中で、どちらを選ぶかは大きな決断です。

私自身は独学で簿記2級に合格しました。でも、通信講座を選んでいたら、もっと楽に、もっと早く合格できていたかもしれないとも思っています。

この記事では、独学と通信講座それぞれのメリット・デメリット、実際の口コミ、費用の比較を整理します。どちらが自分に向いているかを判断するための材料として、読んでもらえたらうれしいです。


まず知っておきたい:簿記2級の難易度

独学か通信講座かを選ぶ前に、簿記2級がどれくらいの難易度なのかを把握しておくことが大切です。

合格率はおおむね15〜25%前後。3人に1人も受からない試験です。試験範囲は商業簿記と工業簿記の両方にまたがり、初学者の場合は200〜350時間程度の学習時間が必要とされています。

「簿記3級より少し難しいくらい」というイメージで挑むと、痛い目を見ることがあります。それくらい、2級は3級とは別の試験だと思って準備する必要があります。


独学のメリット・デメリット

メリット

費用が安い テキスト・問題集・過去問を合わせても、5,000〜10,000円程度で揃えられます。通信講座と比べると、費用は圧倒的に抑えられます。

自分のペースで進められる 仕事の繁忙期は少なめに、余裕があるときは多めにと、スケジュールを自由に組めます。決まった授業のペースに合わせる必要がありません。

教材選びの自由がある 自分に合ったテキストを選べます。書店で実際に手に取って、読みやすいと感じたものを選ぶことができます。

デメリット

わからないところを聞ける人がいない 独学最大の壁はここです。工業簿記の原価計算や差異分析など、テキストを読んでもどうしてもわからない箇所が出てきます。そのまま放置すると、そこが試験での失点につながります。

ネット上の口コミを見ていると、「独学では質問できる環境がなく困った」という声が非常に多く見られます。

モチベーションの管理が難しい 誰かに見られているわけでも、授業がある日程が決まっているわけでもないので、「今日は休もう」が続きやすい。途中で勉強が止まってしまうリスクがあります。

不合格のリスクが高い 独学での合格率は通信講座と比べると低い傾向があります。2回・3回と受験を重ねると、かえって費用も時間もかかる結果になることがあります。


通信講座のメリット・デメリット

メリット

体系的に学べる カリキュラムが整っているので、何をどの順番で学べばいいかを考えなくて済みます。初学者でも「次に何をすればいいかわからない」という迷いが生まれにくい。

スマホで隙間時間に学べる 最近の通信講座は、スマホ1台で動画講義・問題演習・復習がすべてできるものが多いです。通勤時間や昼休みの短い時間も学習に使えます。

口コミでも「スマホで学習できる点が一番良かった」「育児と仕事の合間にスキマ時間で続けられた」という声が多く見られました。

合格率が高い 独学よりも合格率が高い傾向があります。一部の通信講座は全国平均の2倍以上の合格率を公表しています。

デメリット

費用がかかる 簿記2級対応の通信講座は、安いものでも1〜2万円台、しっかりしたコースになると3〜5万円前後が相場です。独学と比べると費用は大きく上がります。

自分のペースを保ちにくいこともある カリキュラムが決まっているため、逆に「決められた通りに進まなければ」というプレッシャーを感じる人もいます。


主要な通信講座の口コミと特徴

スタディング

費用の安さとスマホ学習に定評があります。簿記2級コースは1万円台から受講できるものもあり、コスパ重視の方に選ばれています。

口コミでは「動画の内容がわかりやすく、通勤時間に学習できた」「独学で2回不合格だったが、合格できた」という声が目立ちます。一方で「演習量が少なめに感じた」という意見もあります。

フォーサイト

合格点主義のカリキュラムが特徴で、「合格に必要な範囲に絞って効率よく学べる」と評価されています。フルカラーのテキストと動画講義の組み合わせで、視覚的に理解しやすいと好評です。

口コミでは「独学で2回不合格だったが、3度目で合格できた」「テキストの内容がわかりやすかった」といった声がありました。

クレアール

60年以上の歴史を持つ資格予備校の通信講座です。合格に必要な範囲だけに絞った学習法が特徴です。

口コミでは「映像授業の質が高く、まるで生の授業を受けているよう」「直前答練をしっかりこなしたら本番が易しく感じた」という声が多く見られました。テキストは文字中心でシンプルなため、図解を重視する方には向き不向きがあります。

ユーキャン

テキストのわかりやすさに定評があります。紙のテキストとオンライン学習の両方に対応しているため、「やはり紙で勉強したい」という方にも選ばれています。


費用の比較

学習方法費用の目安
独学(テキスト・問題集・過去問)5,000〜10,000円
スタディング10,000〜20,000円程度
フォーサイト20,000〜30,000円程度
クレアール30,000〜50,000円程度
ユーキャン40,000〜50,000円程度

※費用はコースや時期によって変動します。公式サイトで最新情報をご確認ください。

ただし、費用だけで選ぶのは注意が必要です。独学で2〜3回受験を繰り返すと、受験料(1回あたり約4,720円)だけでも1万円以上かかります。一発合格できる可能性が高まるなら、通信講座の費用は「投資」として十分に回収できます。


結局、どちらを選べばいい?

独学が向いている人

  • 簿記3級をすでに取得していて、ある程度の基礎がある
  • 自分でスケジュールを管理するのが得意
  • 費用をできるだけ抑えたい
  • わからない部分をネットや動画で自力解決できる

通信講座が向いている人

  • 簿記が初めて、または3級の知識があやふや
  • 仕事や育児で時間が限られていて、スキマ時間を有効活用したい
  • 一発合格を目指したい
  • わからないことを質問できる環境がほしい
  • 過去に独学で挫折・不合格になったことがある

私が独学を選んだ理由と、正直な感想

私自身は独学を選びました。理由は費用を抑えたかったことと、「まず自分でやってみよう」という気持ちがあったからです。

結果的には合格できましたが、工業簿記で詰まったとき、「これが通信講座なら動画で確認できたのに」と感じた瞬間が何度もありました。自力で突破するのに時間がかかり、その分、試験直前に余裕がなくなりました。

今振り返ると、もし費用に少し余裕があったなら、スタディングのような安価な通信講座を選んでいたと思います。費用と合格率のバランスを考えると、コスパが高い選択肢だったと感じています。


まとめ

独学と通信講座、どちらが正解かは人によって違います。ただ、「費用さえ許せるなら通信講座の方がリスクは低い」というのが、自分の体験を踏まえた正直な感想です。

迷ったときはこの基準で考えてみてください。

  • 費用を最優先にするなら → 独学
  • 合格の確実性を優先するなら → 通信講座
  • 忙しくてまとまった時間が取れないなら → スタディングなどのスマホ特化型

どちらを選んでも、大切なのは今日から始めることです。考えている間にも、試験の日は近づいてきます。


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